感染制御チーム(ICT)
ICTとは...
Infection(感染) Control(制御する) Team(チーム)の頭文字をとったものです。
ICTとは、Infection Control Teamのことで、院内感染対策委員会に属する実働部隊です。
院内各所の感染症発生状況を把握し、指導・管理を行うことを目的に、平成16年に結成されました。
また、平成30年にAST(抗菌薬適正使用支援チーム)活動を開始しました。
ICTは、医師、薬剤師、検査技師、看護師、事務職員で構成されています。ICTメンバーの多くは兼務という形をとっていて、感染管理業務に協力しているものの、それぞれが別の専門の分野を持っています。ICT内でそれぞれの専門分野に基づいて役割分担が決められ、スムーズな感染管理が行えるような体制をとっています。院内感染対策委員会や看護師で構成するICTリンクナース会とも連携し、院内感染制御の為、力を合わせて頑張っています。
済生会山形済生病院は急性期病院の役割を担っており、様々な感染症患者が診療の対象となります。感染症はその患者様だけの問題に留まらず、周囲の患者様・面会人・医療従事者などに伝播し、拡大する可能性があります。ICTは、適切な感染対策を行うことで、当院の患者様、患者様のご家族、職員、在宅ケアなどにおけるすべての人々を感染から守るため安全な医療環境を提供できるよう努めていきます。
メンバー構成
- 医師
- 薬剤師
- 臨床検査技師
- 看護師
- 事務職員
活動内容
- 週1回のミーティング・病棟ラウンド
- 細菌の分離状況の把握とフィードバック
- 抗菌薬血中濃度モニタリング(TDM)の推進・指導 特定抗菌薬使用状況の把握・指導
- 職員インフルエンザ発生状況の把握
- 針刺し等の血流汚染対策
- 医療関連感染サーベイランス
- 感染対策に関する院内研修会の開催
- アウトブレイクの早期発見と対応
- 院内感染対策マニュアルの作成・改訂
- 地域連携病院とのカンファレンスと相互ラウンドの実施
- 手指衛生や個人防護具着脱の指導
- 新興感染症の対応
[ ICTメンバー ]
[ ICT検討会風景 ]
[ ICTラウンド風景 ]
[ ICTラウンド風景 ] 手指衛生指導