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下肢静脈瘤血管内治療のご案内

下肢静脈瘤の治療

血管の中には、血流の逆流を防ぐための"弁"があります。これが壊れ、血管が瘤(こぶ)のように浮き出し、脚に痛みや重みを感じてしまうのが『下肢静脈瘤』です。当院での治療には下記の方法があります。

血管内焼灼術(レーザー・ラジオ波)

局所麻酔後、逆流している静脈の中にカテーテル(細い管)を通し、レーザーやラジオ波の熱で静脈瘤を塞ぐ治療です。
身体への負担が少なく、皮膚を切開しないため、傷口がほとんど残りません。

血管内塞栓術(ベナシール)

局所麻酔後、静脈瘤の原因となっている血管にグルー(医療用の瞬間接着剤)を注入し、血管を閉塞させる治療法です。
レーザー治療、高周波治療とは違い血管を焼灼しないため、術中の痛みがより少なく、広範囲の局所麻酔も必要としません。

硬化療法

静脈に薬を注入して、血管を固める治療法です。軽症の患者さんに対して行う治療で、外来診療で治療可能です。

ストリッピング手術

腰椎麻酔後、原因となっている静脈を抜き取る治療法です。根本的に治療するため、再発率が低いのが特徴です。

治療の詳細についてはこちら

治療症例(血管内焼灼術によるもの)

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下肢静脈瘤治療実績

令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度
血管内焼灼術(レーザー、ラジオ) 578件 527件 353件 391件
血管内塞栓術(ベナシール)※ 0件 2件 16件 29件
硬化療法 55件 32件 29件 35件

※血管内塞栓術(ベナシール)は令和3年3月より導入開始

下肢静脈瘤は一旦発症すると治りにくく、加齢とともに症状は進行・悪化するため早めの予防と治療が大切です。
まずは医師にご相談ください。

【静脈瘤外来】金曜日午後

【問い合せ先】山形済生病院 心臓血管外科外来