糖尿病教育入院・糖尿病教室のご案内
わが国の糖尿病人口は年々増え続け、最近では約1,000万人にものぼると言われております。生活習慣病の代表である糖尿病は症状に気づきにくく、発見が遅れると命に関わる合併症を起こす危険があります。正しい知識を得て自分の体を大切にし、自分で管理していくことが必要です。
「糖尿病はあなたが主治医」です。
糖尿病の治療の主役は患者さんご自身です。血糖をコントロールするのは医師でも、他の誰でもなく、患者さんが主体的に食事や運動に取り組むことです。これまでの生活を見直し、健康的な生活を送ることができるように自己管理する手段をこの入院の中で習得していただければと思います。糖尿病とはどのような病気なのか、血糖をできるだけ正常に近づけるにはどうしたらよいのか、血糖の良好なコントロールの方法を私たちスタッフと一緒に考えていきましょう。
糖尿病内科スタッフ一同
糖尿病教育入院の内容
入院の間はスケジュールにそって、おもに下記のような検査や食事・運動の指導などをおこないます。
- 合併症の検索
・動脈硬化症のチェック(頚部エコー・ABI・マスターダブルなどの負荷心電図)
・糖尿病腎症、神経障害の検査
・消化器疾患の検査(腹部超音波・希望時各種内視鏡) - 指導管理
・栄養指導(集団、個別指導)
・薬剤指導 - 運動療法
・各患者さんの運動能力にあわせた指導内容(A、B、C、Dコース有)
(当院健康増進センターめぐみスタッフによる指導)
★ 入院時検査と日程調整のため事前に一度外来を受診いただきます。
★ 入院後、スケジュールの詳しい説明をおこないます。
★ 検査に関しては、その方によって異なります。外来で終了されている場合や他の検査が
追加される場合もあります。
各職種が連携し、ご家族を含めたチームケアを目指します。
糖尿病教育入院の日程と特徴
7泊8日コース
水曜日から翌週の水曜日まで (年間の予定表を参照してください)
*対象としてHbA1cは異常でもそれほど高くない方
1週間の入院にて、食事療法や運動療法(医師の許可がある場合)の方法について詳しく
学べます。
他に、糖尿病合併症検査も行います。(心疾患・消化器疾患も含む)
※薬物療法に関しては、薬剤師が詳しく説明いたします。
運動療法は、当院併設の健康増進センターめぐみの健康運動指導士が指導に当たります。
※各コースの日程に関しては、糖尿病教育入院カレンダーをご参照ください
※入院は予約制となります。まずは、かかりつけの先生にご相談ください。
「糖尿病教育入院カレンダー」のダウンロードはこちらからお願いいたします。
糖尿病教育入院の費用(自己負担分)
- 7泊8日コース・・・ 約70,000円
※費用は3割負担とした場合の概算額です。(食事費用別)
※退院時のお薬の処方などにより自己負担が増えることがあります。
糖尿病ケア外来について
当院では糖尿病ケア外来で退院後のフォローアップ指導を行っております。
(対象)当院で教育・指導を受けた患者様へ退院後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月の受診の際に
待ち時間を利用して指導を行っております。
*指導の予約に関しては、主治医とご相談ください。
(開催日)火曜日の午後(祝日はお休みとなります。)
(指導内容)
・看護師より退院後の生活の状況を伺い、実生活での困ったこと、疑問点などについて説明
・栄養士より栄養指導
(その他)糖尿病ケア外来では、フットケアや糖尿病透析予防指導、インスリン自己注射指導
なども行っております。
★ご不明な点は地域連携室へお問い合わせください。
【地域連携室】
電話番号 : TEL&FAX兼用 0120-23-2658
E-mail : ysh-renkei@ameria.org
糖尿病教室のご案内
当院では「糖尿病教室」として集団教室を開催しております。糖尿病の治療をされている入院中及び外来通院の患者さんやご家族の方の参加をお待ちしております。
(日時)年間の予定表をご参照下さい。
*開催日、持ち物に関しては、内科外来又は各病棟にお問い合わせ下さい。
(場所)本館2階 研修室2
医師 | 臨床検査技師 | 管理栄養士 | 薬剤士 | 健康運動指導士 | |
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第1回 | 糖尿病とは | 糖尿病の 検査について |
糖尿病の 食事とは |
糖尿病の薬に ついて |
運動療法 |
医師 | 管理栄養士 | 看護師 | 臨床心理士 | ||
第2回 | 糖尿病の 合併症 |
食品交換表の 使い方 食事療法の ポイント |
足の手入れ 体調を崩したとき |
ストレスと 上手につき合う 方法 |