麻酔科
特色
当院は8室の手術室を完備しており、整形外科・外科・脳神経外科・産婦人科・泌尿器科・心臓血管外科・眼科・形成外科など年間約3900件の手術に対応しています。 このうち麻酔科管理症例は年間約900件で、常勤麻酔科医1名(麻酔指導医1名)と非常勤医師4名および山形大学麻酔科からの派遣医師で対応しています。 当院は日本麻酔科学会認定指導病院であり、「臨床・研究」のほかに研修医や医学生の「教育」にも従事しています。
診療内容
小児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんを対象として全身麻酔管理・術前評価・術後疼痛管理を含めた周術期管理を行っています。患者さんが安心して手術にのぞむことができるよう手術中の全身管理に力を注ぐと同時に、麻酔を受けていただくにあたり問題のある患者さんに対してはより高い専門性をもって対応しております。 また週に一度ペインクリニック外来を開設し、様々な痛みに悩まれている患者さんの治療にもあたっています。
所属医師名・所属学会・専門分野
小林なぎさ(S61年医師免許・医学博士)
- 日本麻酔学会〔指導医・認定医・麻酔科専門医〕
- 日本専門医機構〔麻酔科専門医〕
- 日本ペインクリニック学会〔ペインクリニック専門医〕
安藤香子(S54年医師免許)
主な実績 麻酔科管理症例(単位:件)
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
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整形外科 | 376 | 352 | 351 | 373 | 357 |
外科 | 215 | 244 | 278 | 261 | 266 |
産婦人科 | 156 | 149 | 122 | 152 | 157 |
脳外科 | 46 | 51 | 37 | 26 | 47 |
心臓血管外科 | 14 | 22 | 18 | 15 | 19 |
泌尿器科 | 12 | 6 | 16 | 18 | 14 |
眼科 | 11 | 3 | 3 | 4 | 5 |
学会発表
- 当院の腰椎手術における深部静脈血栓症発症の危険因子
(2010年日本臨床麻酔学会) - 変形性膝関節症に関するブプレノルフィン経皮吸収型製剤の鎮痛効果
(2012年日本ペインクリニック学会) - 脊椎手術中の体温低下を左右する因子について
(2014年日本臨床麻酔学会) - 還流指標(Perfusion Index;PI)は術後下肢血栓の予測因子となり得るか
(2017年日本麻酔科学会) - 脊椎手術中に心肺停止をきたし不幸な転機をとった一例
(2017年日本臨床麻酔学会) - 回収血内の異物について~回収血輸血直後に急変した症例の病理解剖の結果より~
山形麻酔懇話会 - 二酸化炭素吸収剤(ソーダライム)の性能比較~コストパフォーマンスと安全性の観点から~
(2022年山形麻酔懇話会) - CE麻酔アシスタントのタスクシェア/タスクシフト効果~後ろ向き調査からみえてきたもの~
(2022年日本臨床麻酔学会)
論文
- 両側人工膝関節全置換術における両側同時タニケットの心拍出量に与える影響
(2009年臨床麻酔) - 骨粗鬆症を有する女性の大腿骨近位部骨折に対するカルシトニン製剤の鎮痛効果
(2013年日本ペインクリニック学会誌) - 脊椎手術での腹臥位体位変換における心拍出量の変化
(2011年臨床整形外科)