呼吸器内科
基本方針
呼吸器疾患は肺に特化した疾病は当然のことながら、全身疾患の部分症として肺に病気が出現する事も少なくありません。従って、各患者さんの全体像を把握する必要があり多角的に新しい医学知識を行使し、なおかつ全人的に診療にあたるよう心がけています。
特色
外来での診療が基本となりますが、入院を要するような疾患や状態の場合は山形大学附属病院をはじめとする他病院とも連携し適切に対応いたします。
特殊検査
- 呼気 NO検査
気管支喘息の診断に有用な、呼気中の一酸化窒素(NO)を測定する検査です。 - PSG検査(ポリソムノグラフィー検査)
睡眠時無呼吸症候群の精密検査です。1泊の入院で行います。 - 気管支鏡検査
バーチャルナビゲーション、超音波気管支鏡(EBUS-GS、EBUS-TBNA)
正確な診断のため最新の技術や手技を用いて苦痛の少ない検査を心がけています。
診療内容
- 胸部異常陰影の精密検査
(肺がん 肺結核 非結核性抗酸菌症 サルコイドーシス 特殊な肺炎など) - 咳の精密検査と治療
( COPD 気管支喘息 咳喘息 アトピー咳 肺炎 肺がんなど) - 睡眠時無呼吸症候群の検査と治療
外来での検査と1泊入院による精密検査(PSG検査)を行います。かかりつけ医と連携を取りながら、必要に応じて治療の導入をします。
特殊外来
- 禁煙外来
ニコチン依存症の治療を行います。3ヶ月間の薬物治療とカウンセリングで禁煙のお手伝いをします。
所属医師名・所属学会・専門分野
武田 博明(S54年医師免許・医学博士)
- 日本内科学会〔認定内科医〕〔指導医〕
- 日本呼吸器学会〔呼吸器専門医・指導医・認定医〕
- 日本感染症学会〔感染症専門医・指導医・ICD・評議員〕
- 日本化学療法学会〔抗菌薬臨床試験指導者・理事・評議員〕
- 日本結核病学会〔代議員・社会保険委員〕
- American college of Chest Physicians (fellow)
- 山形大学医学部臨床教授
- 東北大学大学院研究科非常勤講師
- 医師臨床研修指導医
対応することが出来る疾患・治療内容実績(平成27年度)
- 呼吸器領域の一次診療
- 気管支内視鏡検査
- 局麻下胸腔鏡検
- 肺悪性腫瘍化学療法 DPC(化学療法あり)
- 在宅持続陽圧呼吸療法(睡眠時無呼吸症候群治療)
DPC(睡眠時無呼吸) - 在宅酸素療法 在宅酸素療法指導管理料(その他の場合)
当院での気管支鏡検査 について
当院では、バーチャルナビゲーション・超音波気管支鏡(EBUS-GS、EBUS-TBNA)を用い、最新の技術と手技で正確な診断を行っています。また、苦痛の少ない検査となるよう心がけています。
気管支ナビゲーションシステムとは?
日本人のがんで最も多い肺がんのうち、約半数は気管支が細かく枝分かれした末梢にできるため、従来の気管支鏡による診断では成功率(診断率)が十分ではありませんでした。
気管支ナビゲーションシステムでは、末梢の目標まで気管支鏡を簡単にかつ確実に誘導することができ、診断率向上と検査時間の短縮に役立つことができるシステムです。