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新型コロナウイルスに関するお知らせ

スペシャリスト(看護部)

認知症看護認定看護師

 認知症看護認定看護師の役割には、認知症の方にとって安心かつ安全な生活・療養環境を調整することがあげられています。我が国では高齢化がすすみ、近い将来高齢者の5人に1人が認知症者という時代になるといわれています。当院でも認知症や認知機能の低下が見られる患者さんは増えている状況です。認知症の方にとって、入院といった環境の変化は、大きなストレスを引き起こす事があります。そのストレスを少しでも軽減するために、一人ひとりの背景をとらえ、その方にあった環境を整えられるように活動しています。
 当院では2017年に多職種による認知症ケアチームが結成されました。認知症の方が持つ力を発揮しながら入院生活を送り、早期に住み慣れた地域に戻ることができるよう、サポートしていきたいと考えています。

慢性心不全看護認定看護師

 慢性心不全看護認定看護師とは、心不全の患者さんに対して、憎悪の回避や予防のための支援を行うのが、おもな役割となります。心不全とは心臓がポンプの機能を果たせなくなった状態のことをいいます。一度悪くなった心臓をもとに戻すのは難しく、今の心臓の機能がこれ以上悪くならないように治療していくことが大切です。しかし憎悪予防が十分にできておらず、再入院が多いという現状があります。憎悪を予防するには自宅での管理が重要になります。塩分や水分を制限したり、服薬の徹底、適度な運動を行う必要があります。これまでの食生活習慣を変えるのは容易なことではありません。患者さんの生活背景をよく理解し、どのようにすれば自宅で上手く管理していけるか一緒に考え支援していくのが私の役割です。再入院を減らし、患者さんが自宅で自分らしく過ごせる時間が長くなるよう取り組んでいきたいと思っています。

がん看護専門看護師

 がん看護専門看護師は、「実践」「相談」「調整」「倫理調整」「教育」「研究」という6つの役割を担いながら、主にがんを患った患者さんやそのご家族の支援を行います。
山形県では、がん看護専門看護師として初めて認定されました(現在は山形県内で2名のがん看護専門看護師が活動しています)。
 がんを患うことで、患者さん・ご家族は様々な困難を経験されますが自らの力でその困難を乗り越えていくことが出来るといわれています。しかし、それは適切な医療者の手助けがあってのことですので、がん看護専門看護師として患者さん・ご家族がご自身のより良い療養を可能に出来るよう生活面を中心に支援していきたいと思います。また、患者さんやご家族にとってより良い療養生活とは何かを医療スタッフとともに考え、実践していきたいと思います。

当院で活躍するスペシャリスト

診療看護師 1名
がん看護専門看護師 1名
皮膚・排泄ケア認定看護師 1名
集中ケア認定看護師 1名
緩和ケア認定看護師 1名
がん化学療法認定看護師 1名
不妊症看護認定看護師 1名
新生児集中ケア認定看護師 1名
認知症看護認定看護師 2名
慢性心不全看護認定看護師 1名
脳卒中リハビリテーション認定看護師 1名
感染制御実践看護師 1名

資格取得をサポート

診療看護師や専門看護師、認定看護師の資格取得に関しては、研修のための入学金や学費から、認定合格までの費用を病院が負担し支援しています。また、修学期間の身分は保証され給与・賞与も支給されますので安心して学ぶことができます。看護のスペシャリストを目指す方を全面的にバックアップしていきます!