1.目的と特色
将来の専門性にかかわらず、医学・医療の社会的ニーズと医療チームの一員であることを認識しつつ、日常診療で頻繁に遭遇する疾患や病態に適切に対応できるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力(態度・技能・知識)を修得すると同時に、医療安全への配慮を身につけることを目的とする。
そのため各診療科ローテート中に、
- 将来の専門性にかかわらず、すべての医師に求められる各科の初期診療を行うための臨床的技能を修得すること。
- 患者の問題を医学的のみならず心理的・社会的側面からも捉え、患者・家族との良好な人間関係を確立したうえで、
医師、患者・家族がともに納得できる医療を行うため努力をする態度を身につけること。
- 他の医師および医療メンバーと協調して診療を行う習慣を身につけること。
- 医療安全への配慮を常に怠らないこと。
を目標とする。
2年間の研修は、必修科目は内科、救急部門及び地域医療とし、研修期間は内科6ヶ月、救急部門3ヶ月、地域医療1ヶ月で、
内科と救急は1年次、地域医療は2年次に研修を行う。
選択必修科目6ヶ月は、外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科から3科目以上を選択し、残る8ヶ月は選択科目とする。
尚、選択必修科目に関しては、外科・麻酔科は3ヶ月、小児科・産婦人科・精神科は1ヶ月以上とする。
選択科目8ヶ月は原則として4科までを研修医本人に選択させ、各々1ヶ月以上の研修期間とする。
救急部門での3ヶ月は外科に所属し、救急医療に関する知識・手技などの修得、ICUでの研修を行ない、救急外来での研修も行う。
また、救急外来での研修は2年間を通じて行うものとし、初期の1年目は週1回、2年目は月3〜4回の研修とする。
当院は研修が円滑に行われるよう、1名の研修医に対し1名の指導医が担当するマンツーマン形式とする。
また、1年次、2年次各々の研修グループに対し2名の主任指導医(メンター)を置き、プログラムの進行状況等について検討を行う。 |