認知症ケアチーム(DCT)
DCTとは...
当院の認知症ケアチーム(DCT:Dementia care team)は、認知症による行動心理症状や意思疎通の困難さがみられ、身体疾患の治療への影響が見込まれる患者さんに対し多職種が適切に対応することで、認知症の症状の悪化を予防し、身体疾患の治療を円滑に受けられることを目的とし、2017年に結成されました。
チームメンバーは神経内科医師、認知症看護認定看護師、社会福祉士、臨床心理士、薬剤師、作業療法士、管理栄養士、副看護部長、退院支援専任看護師と多職種で構成されています。
認知症の方は、入院といった環境の変化に適応しにくいため、混乱して点滴を抜いてしまったり、入院を契機に意欲が低下したりすることがあります。認知症の方のそれぞれの背景をとらえ、その方にあった環境を整えたり、コミュニエーション方法の工夫をしたりすることで、安心して入院生活を送ることができるよう支援しています。
また、入院早期より「住み慣れた場所で安心して暮らすこと」ができるよう、生活障害の状況をアセスメントし、地域と連携して退院先の環境を整えていきたいと考えています。
メンバー構成
- 神経内科医師
- 認知症看護認定看護師
- 副看護部長
- 社会福祉士
- 作業療法士
- 管理栄養士
- 薬剤師
- 臨床心理士
- 退院支援専任看護師
活動内容
- 週に1度カンファレンスと病棟ラウンド
- 認知症の診断、認知機能の評価
- 認知症に関する薬物調整のアドバイス
- 認知症の行動心理症状を予防するための環境調整
- 認知症者の退院支援
- ミニ院内デイケア(気分転換・昼夜逆転の改善・心理的サポート)