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リハビリテーション部

 当院リハビリテーション部は、疾病発症後早期より理学療法、作業療法、言語聴覚療法、摂食機能療法を中心とした医学的リハビリテーションを実施することにより、疾病及び障害の早期回復に取り組みます。

 個々の疾病や障がいのみにとらわれず、一人一人の患者さんの取り巻く環境や社会的立場、価値観・生活観などを考慮しながら全人間的なリハビリテーションサービスを提供します。

リハビリテーション部の基本方針

  1. リハビリテーションの専門職としての自覚と責任を持ち、倫理的配慮に心がけ、常に治療の質の向上に努めます。
  2. 治療目標を明示し、他部門との連携を保ちながら患者中心のリハビリテーションを実践します。
  3. 地域における病院の役割を認識し、地域で安心して暮らせるための医療の充実に貢献します。

豊富なスタッフでエビデンスのある治療を

 医師1名、理学療法士45名、作業療法士28名、言語聴覚士12名、歯科衛生士1名、公認心理師1名、事務診療補助3名の合計91名のスタッフが連携し、急性期から回復期のリハビリテーション及び在宅生活に継げるためのリハビリテーションを展開しています。また、各種認定資格を持つセラピストを軸に、より専門的でエビデンスに基づく治療を実践しています。

【主な認定資格取得者】

専門理学療法士 1名 専門作業療法士 1名
認定理学療法士 6名 心臓リハビリテーション指導士 1名
リンパ浮腫保険診療士 1名 3学会合同呼吸療法認定士 5名
日本クリニカル学会認定士 1名 リンパ浮腫療法士 2名
医療リンパドレナージセラピスト 2名 認定作業療法士 2名
NDTボバースセラピスト 2名 NDT上級講習会終了 2名
General Movement Trust基礎コース修了 1名 認知運動療法士 1名
福祉用具プランナー 1名 福祉住環境コーディネーター1級 1名
福祉住環境コーディネーター2級 9名 福祉用具専門相談員 1名
認知症ケア指導管理士 1名 認知症ケア専門士 2名
精神保健福祉士 1名 介護支援専門員 1名
山形糖尿病療法指導士 6名 介護福祉士 1名
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 1名

急性期〜回復期〜在宅へ継げるリハビリテーション

 ハイケアユニットや急性期病棟の回復室からリハビリテーションを開始し、手術直後や発症早期より土曜・日曜・祝日を含む365日治療を行っています。
 急性期から回復期、在宅療養まで支援するため、急性期病棟の他に回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟にリハビリテーション担当スタッフを配置し、理学療法、作業療法、言語聴覚療法、摂食機能療法の専門的治療を実施しています。
 回復期リハビリテーション病棟では、退院後の日常生活を見据えて、起床後の着替え、整容、食事、排泄から移動、入浴に至るまで、病棟生活が機能・能力改善のための重要な手段の一つと位置づけ、集中的なリハビリテーションを実施し在宅復帰を目指しています。
 多くの職種(医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、歯科衛生士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーなど)が協力し、地域の医療機関や介護福祉施設、訪問看護、訪問リハビリテーションとの連携を密にしながら、安心して家庭や社会に復帰できるよう支援しています。

認定施設基準

  • 心大血管リハビリテーションⅠ
  • 脳血管疾患等リハビリテーションⅠ
  • 呼吸リハビリテーションⅠ
  • 運動器リハビリテーションⅠ
  • がん患者リハビリテーション
  • 摂食機能療法

教育および学術的研鑽

 新人教育としては、新採用時に院内全体研修と部門内全体研修を実施しています。また、整形外科チーム、他科急性期チーム、回復期リハチームの3つのチームを3〜4年をめどに全てを経験し、各々にプリセプターを配置しながらOJTを中心に指導研修を実施しています。
 生涯教育としては、PT・OT・ST士会協会の生涯教育システムや各種学会の研修システムを最大限に活用しながら知識と技術の向上を目指しています。また、学術的研鑽として、学会発表や論文投稿の目標値を設定し、日々の臨床の成果を形にするように努めています。

【主な学会発表実績(令和4年度)】

日本整形外科スポーツ医学会学術集会 1題 日本リハビリテーション医学会学術集会 2題
基礎理学療法学 若手研究者ネットワーク・シンポジウム 1題 日本神経理学療法学会学術大会 2題
日本フットケア・足病医学会 東北地方学術集会 1題 日本心臓リハビリテーション学会 東北支部地方会 1題
山形周産期新生児医学研究会 1題 CORABOSS東北 1題
東北作業療法学会 2題 山形県作業療法学会 5題
日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会 1題 障害者雇用支援連絡協議会 1題
済生会学会 1題 新学術領域研究第2期学術会議 1題
山形県言語聴覚士会学術大会 1題

【主な論文・共著等実績(令和4年度)】

物理療法科学 1編 Frontiers in Neuroscience 1編
山形県作業療法士会誌 2編 理学療法学 1編

【学位取得状況】

大学院博士後期(博士)課程修了 作業療法士1名 理学療法士1名
大学院博士前期(修士)課程修了 作業療法士4名 理学療法士1名 公認心理士1名
大学院博士後期課程在学中 作業療法士1名

理学療法部門 作業療法部門 言語聴覚部門 回復期リハビリテーション病棟